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図書だより H30第1号
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2018
5.16
【図書室より】
図書だより H30第1号
図書だより 平成30年度第1号(平成30年5月14日発行)
                         前橋育英高等学校図書館

図書だよりからピックアップ
*写真は2018年度本屋大賞受賞作と、
出版40周年記念の『100万回生きたねこ』の展示です。
H30-1

若葉が色鮮やかな季節となりました。ゴールデンウィークも終わり、
落ち着いて勉強や読書ができる頃ではないかと思います。
1年生の図書館オリエンテーションも終了しましたので、
各学年とも、どんどん図書室を利用してください!
図書室利用の簡単なご案内をしておきます。
  ☆ 図書室あんない
 開館時間 月曜日~金曜日
     始業時~午後5時
  ( 図書室閉館中はブックポストを利用してください。)
   貸出冊数 3冊まで
   返却期限 2週間


☆ 2018年本屋大賞受賞作!☆
『かがみの孤城』 辻村深月著 ポプラ社
「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本 2018年本屋大賞」は
『かがみの孤城』に決定しました。
「かつて子どもだったすべての人へ向けて書いた作品です。」と
著者の辻村深月さんは言っています。
 学校に行けなくなってしまった、中学1年生の安西こころ。
ある日、部屋の鏡が光り、鏡の中の城の世界へ。そこではこころと
同じように学校に行けない6人の中学生が、オオカミ少女に招かれて
いました。城の中に隠されている鍵を見つければ、1つだけ願い事が
かなうというのです。なぜこの7人が招かれたのか。最後まで読むと、
「こんなに苦しいのになぜ生きなければいけないのか」ということへの、
作者からの熱いメッセージに気付かされます。


☆ 住野よる特集 ☆
平成29年度の育英高校の貸出ベスト本は、1位から4位まで、
すべて住野よる作品が占めました。
住野作品は文体が軽やかで、扱うテーマも若い世代に共感される
内容で、育英高校でも人気の作家です。ここで作品をご紹介します。
本は「話題の本」のコーナーにあります。

順位/貸出回数  作 品 名 あらすじ/おすすめポイント
第1位/24回 『君の膵臓をたべたい』 双葉社
重い膵臓病を患う女子高生と、彼女が死ぬ前にやりたいことに
付き合わされる、男子高校生の物語。略して「キミスイ」。映画化にも
なりましたね。いわゆる「難病もの」の系統ですが、切なくもさわやかな
読後感です。

第2位/14回 『また、同じ夢を見ていた』 双葉社
ませた女子小学生が、アバズレさんや老婦人、リストカットの
女子高生との交流から、幸せとは何かを探していく物語。
作者のたくらみに満ちた小説で、読後「ああそういうことだったのか」と
気付きます。読むと幸せな気持ちになれるでしょう。

第3位/13回 『か「」く「」し「」ごと「』 新潮社
5人の男女高校生の、人よりはちょっと人の心が視えてしまうお話。
ちょっと視えてしまうくらいでは、やっぱり相手のことはわからない。
当たって砕けろだと思います。

第4位/11」回 『よるのばけもの』 双葉社
夜になるとばけものに変身する男子中学生と、いじめを受けている
クラスメートの女子とのお話。いじめがテーマなので、つらい小説ですが、
共感して読めるのではないでしょうか。


☆ 住野よる最新作!☆
『青くて痛くて脆い』 KADOKAWA
 就職が決まった男子大学生、田端楓。大学1年生のときに
秋好寿乃と作ったサークルを、潰すことを決意します。
 題名の通り、青くて痛くて脆い 物語。本当に理想をかなえるのには
どうしたらいいのか。
  大人になる手前で、もがき、傷つけ、傷つく姿が描かれています。  
大学生活の予習にもなるでしょう。


☆ 図書委員会活動予定!☆
図書委員会では、全校生徒向けに7月に第3回ビブリオバトルを、
12月に第7回読書会を予定しています。
・ビブリオバトルは本の書評合戦と呼ばれ、自分の好きな本について
語り、発表者の中からチャンプ本と呼ばれる1番の本を選ぶものです。
・読書会は、今年度は中島敦の『山月記』を読んで、語り合います。
今年度も先生方に参加していただく予定ですので、みなさんもぜひ
参加してください!


☆ 新刊図書案内ぴっくあっぷ ☆
書  名 著者名  出版社
図書 詩のまち前橋若い芽のポエム 二十周年記念作品集(前橋市∥編集 前橋市)
没頭力(吉田尚記∥著 太田出版)
人生で一度はやってみたいアメリカ横断の旅(吉田ちか∥著 実業之日本社))
ニュース年鑑 2018(池上彰∥監修 ポプラ社))
貧しい人を助ける理由(デイビッド・ヒューム∥著 日本評論社)
47都道府県格差(木原誠太郎∥著 幻冬舎)
多文化と自文化(竹下裕子∥編 森話社)
高校生ワーキングプア(NHKスペシャル取材班∥著 新潮社)
「音大卒」の戦い方(大内孝夫∥著 ヤマハミュージックメディア)
日本人のしきたりいろは図鑑(トキオ・ナレッジ∥著 宝島社)
ビーカーくんのゆかいな化学実験(うえたに夫婦∥著 誠文堂新光社)
正しく知れば体が変わる! 栄養素の摂り方便利帳(中村次∥監修 PHP研究所)
なぜぼくが新国立競技場をつくるのか(隈研吾∥著 日経BPマーケティング)
秋田犬(宮沢輝夫∥著 文藝春秋)
15歳 サッカーで生きると誓った日(梅崎司∥著 東邦出版)
夢を生きる(羽生結弦∥著 中央公論新社)
語彙力がないまま社会人になってしまった人へ(山口謠司∥著 ワニブックス)
文豪ナンバーワン決定戦(福田和也∥監修 宝島社)
掟上今日子の色見本(西尾維新∥著 講談社)
古今和歌集 新潮日本古典集成 新装版(奥村恆哉∥校注 新潮社)
えがないえほん(B・J・ノヴァク∥さく 早川書房)
オリジン 上・下(ダン・ブラウン∥著 KADOKAWA)・他
文庫 山女日記 (湊かなえ∥[著] 幻冬舎)
荒野(桜庭一樹∥著 文藝春秋)
伊藤くんA to E(柚木麻子∥[著] 幻冬舎)
それもまたちいさな光(角田光代∥著 文藝春秋)
ちょうちんそで(江國香織∥著 新潮社)
ぼくらの七日間戦争 改版(宗田理∥[著] KADOKAWA)
賭博師は祈らない(周藤蓮∥[著] KADOKAWA)
この空の上で、いつまでも君を待っている(こがらし輪音∥[著]KADOKAWA)・他
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