3月24日（木）
3学期終業式および離退任式が放送にて行われました。

校長先生のお話
　「生徒の皆さん、おはようございます。新型コロナウイルス対策としての『まん延防止等重点措置』の発令が３月２１日をもって全面解除されました。しかし、安全宣言が出たわけではありません。引き続き感染予防対策の継続が必要です。くれぐれも感染対策を怠ることがないよう、三密を避け、マスク・換気・手洗いの徹底をよろしくお願いします。
　さて、今月１日に卒業した３年生の皆さんは、３年間の高校生活を終え、それぞれが希望する進路へと進みました。昨日、OB･OG合格体験談発表会でも、皆さんは話を聞いたと思います。その体験談は、コロナ禍という今まで経験したことのない状況下にあって、最後の最後まで目標を諦めることなく頑張ることが大切であり、不安な気持ちの中であっても努力と挑戦し続ける気持ちは、自ずと目標を達成させる力になると教えられました。皆さんにとっても、OB･OGの話から学ぶことは多くあったと思いますが、今後の卒業後の進路決定の励みになればと思います。
　ところで、今年の４月１日から新年度が始まりますが、成人年齢が２０歳から１８歳になり、自らの行動や発言に責任を持たなければ成りません。そして、２年生の皆さん、１年生の皆さんは、学年が一つ進級します。新３年生は、いよいよ本校の新たなリーダーとして頑張るとともに卒業後の進路実現に向けての勝負の一年が始まります。新２年生は、本校の生活にも慣れてきたと思いますが、自分の目標を確かなものとして、その実現に向け具体的に考えるようにしてください。そして、４月になると、新１年生が入学します。ともに良き先輩として、本校の伝統を教え伝えてください。お願いします。
　最後に、まだまだ新型コロナウイルスの感染が止まりません。不安なこともあると思います。何かあれば、一人で悩まず必ず相談して下さい。とにかく新年度も前向きに、今できることから始めましょう。皆さんには、それぞれやるべきことがあります。自分のためにベストを尽くしてがんばりましょう。」



武田事務長
「私は事務職員なので、生徒の皆さんとは直接関わる機会は少なかったと思いますが、一言ご挨拶させていただきます。新型コロナの影響により、なぜ自分たちだけ、こんな目に遭わなければならないのかと不公平に思うこともあるかもしれませんが、生徒の皆さんには、今、世の中で起きていることをよく観察して、その意味や理由を自分なりに考えてみて欲しいと願っています。皆さんが大人になったときにきっと役に立つのではないかと思います。これまで大変お世話になりました。ありがとうございました。」

原先生（保健体育科・ウエイトリフティング部顧問）
「私は育英高校出身で、高校の3年間、また教員生活で38年間、計41年間、育英高校に携わってきました。ソウルオリンピック出場の際には、育英高校は私の代わりに非常勤講師を雇ってくれて、『心配せずに行ってこい』と送り出してくれました。育英高校は、目標を持って一生懸命がんばっている人に対し応援してくれる学校です。また、教員生活の中で、目標を達成している人を見てきて一つ言えることは、『心や気持ちがぶれない』ということです。ぶれない人は信頼され応援されます。ぜひ皆さんも目標を持って、ぶれない生活を送ってください。ありがとうございました。」

手島先生（理科・文芸部・スキー部・弁論愛好会顧問）
「私が育英高校に来た昭和63年は、まだ職員室に1台もコンピューターが入っていない、そんな時代でした。若い頃は生徒と一緒にソフトテニスを一生懸命やっていたのも良い思い出です。私は平成10年に次女を突然亡くし、その後、赤ちゃんの心肺蘇生法を普及するボランティアグループを作って1999年から2002年にかけて生徒たちと共に活動しました。当時、生徒たちに本当に勇気づけられたのが私の1番の思い出です。その時に感じたのが『高校生すごいな。育英生すごいな』ということです。失意のどん底にあった私に勇気をくれて、励まされて仕事を続けることができたことに感謝しています。本当にありがとうございました。」

新谷先生（数学科・数学部・陸上競技部顧問）
「この度、家庭の都合で福岡に拠点を移して生活することとなりました。育英高校では5年間勤めさせて頂きました。僕が教員になったきっかけは、自分の高校時代にあります。大学受験がとても辛く、成績や勉強法など色々悩んだ経験から、生徒をサポートしたいという思いで教員を目指しました。この5年間は本当に楽しく充実した日々でした。それは夢があったからこそだと思います。ぜひ皆さんも、小さな目標でもいいので、夢を持って過ごしてください。ありがとうございました。」

大舘先生（社会科・女子テニス部顧問）
本日は『女子テニス全国選抜大会』引率中のため、皆さんにくれぐれもよろしくお伝えくださいとのことでした。

退職される皆さま、長い間たいへんお世話になりました。これからも前橋育英を温かく見守っていただければ幸いです。本当にありがとうございました。