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新入生へのメッセージ
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【トピック】校長室より
2020
4.10
【校長室より】
新入生へのメッセージ
令和2年度の新入生の皆さんへ

 ご入学おめでとうございます。この4月から校長となりました金子雅人です。本校の教職員を代表して、新入生の皆さんとそのご家族の皆さまへの心よりのお祝いを申し上げます。
 楽しみにしていた入学式が中止となり、残念に思っていることと思います。本来であれば4月8日の入学式で直接お祝いを述べるべきところですが、ご存じの通り世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、学園本部及び校内においても慎重に検討した結果、本校教職員にとっても大変残念ではありますが、入学式を中止することになりました。
 まずはじめに、本校は1963年に朝日が丘の地を建学の地と定め、「人間味のある人間」づくりを求めて、「正直・純潔・無私・愛」の道義標準を培い、つねに国際的視野に立って、世界平和と社会の福祉に貢献できる人材の育成をめざし、現学園長である中村有三氏により開校しました。また、「育英」という校名ですが、中国の思想家孟子の「君子の三楽」の一つである「天下の英才を集めてこれを教育する」に由来し、付けられました。
 さて、今年度入学許可された58期生のみなさんは、普通科Ⅰ類~Ⅳ類500名・保育科57名の計557名です。さらに在校生を加えると本校の生徒総数は、1678名となります。クラス数も三学年合わせて48クラスとなり、これまでみなさんが学んできた学校規模との違いから驚かれると思います。
 そこでこれから高校生となる皆さんにとって求められる姿勢とは、何か。それは、自主性と主体性です。その違いですが、例えば高校では学業成績や出欠状況の結果によっては、進級や卒業に大きく関わることがあります。この場合高校生としてやるべきことがあるわけです。つまり、基本的生活習慣と前向きな学習態度の確立を誰かに言われることなく、自ら取り組むことが大切です。この何事も自主性をもって取り組む姿勢が高校では、求められます。
 それでは、主体性とは、どんなことであるのか。それは、いかなる状況においてもそれまでの自分で得た知識や技術を基に自分で考え、判断し、行動する姿勢です。本校は、先ほど述べましたが、多くの同級生・先輩達が学んでいます。それは、さまざまな地域から来た仲間との出会いが増えるということです。おそらく自分と違う考え方を持つ人たちとの出会いもあります。でも、そんな時、主体的な姿勢で捉えてることができれば、自分の考えに幅や広がりが出てくることも確かです。いろいろな人たちとの出会いは、自分を高めるチャンスとして考えて下さい。
 高校の三年間は長い人生のほんのわずかな時間に過ぎませんが、多くのことを吸収できる大事な時期でもあります。勉学はもちろん、生徒会や部活動を通して、自分の生き方を賢明に模索してください。そして、卒業後の自己実現のためにも友人との交流を通して人間性を高め、豊かな感性や困難を乗り越える強い心を身につけてください。
 最後に新入生のみなさん、不安なことがたくさんあると思います。私たちは、みなさんを全力で応援します。ともに悩みともに学びましょう。新しい生活が始まる今、理想を掲げ夢に向かって果敢に挑戦してください。

令和2年4月10日 
前橋育英高等学校 
校長 金子 雅人
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