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在校生の皆さんへ(校長メッセージ)
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2020
5.7
【校長室より】
在校生の皆さんへ(校長メッセージ)
「今、逆境の中でやるべきこと」

 在校生のみなさん、こんにちは。
 学校の休校が5月31日までとなりました。今年の3月から休校が始まり、すでに二ヶ月が過ぎました。この間、世の中全体が冷静さを失っているように思います。今まで経験したことのない事態に我々大人を含め、当たり前のように過ごしていた日常が非日常の毎日となったからです。例えば、勤務形態にテレワークが導入されたり、学校などでの学習形態にオンライン授業を導入し始めたり、さらには東京オリンピックをはじめとする、その他のスポーツイベントも延期・中止となり、日本のみならず世界中が自粛ムードに包まれてしまいました。そのため、世の中にはいやな空気も溢れています。日々報道される情報に右往左往されるあまり、感染防止のための医療用品が不足したり、ネットやSNSなどでの感染者や医療従事者などへの誹謗中傷が起きたことです。でも視点を変えて見ると、今まで見えづらかった社会の弱点や短所がハッキリと見えたようにも思います。それでは、これら全てが新型コロナ感染によるものでしょうか。もしそうだとしたら、その考えはあまりにも受け身過ぎると思います。
 皆さんにはじっくり考えて欲しいのです。そして、このような時期だからこそ、何事も主体的に生きて欲しいと思います。それは、自らの知識と技術を持って考え、判断して、行動を起こすことです。今までにないこの状況のなかで、世の中の情報に振り回されることなく、自分なりの視点で冷静に見つめ直して下さい。そこから皆さんにとっての新たな目標も見えてくると思います。プラス思考で考えれば、この期間は皆さんにとってさらなる成長・飛躍へのチャンスかもしれません。
 ヨーロッパの古い格言に「ゆっくり急げ」とあります。良い結果により早く至るためにはゆっくり行くのが良いと言う意味です。今、焦って行動を起こす事より今できることからコツコツと始めることです。誰かの指示を待つまでもなく自主的に取り組むべき事はあります。休校中に出された課題はどうですか。特に三年生の皆さんは、卒業後の進路決定に向けて頑張っていると思います。入試形態は、大きく分けて推薦と一般がありますが、どちらの入試も求められる力は、学力です。とにかく基礎基本の徹底をこの時期に完成させて下さい。在校生の皆さん、まずはやるべき課題から取り組んで下さい。
 最後にお願いがあります。何よりも命を守ることです。自分の命と他人の命を守るためにも「うがい・手洗い」の徹底と「密集・密閉・密接」の重なる環境に注意すること。そして、体調を崩したり、事故等に気を付けて下さい。皆さんとの再会を楽しみにしてます。

令和2年5月7日(木)
前橋育英高等学校 
校長 金子 雅人
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